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初級シスアド体験記

2000年7月に初級シスアドについて知り、コンピュータ全般に詳しくなりたいと思っていたので3ヶ月の独学の末、秋期試験を受験しました。
午前は7割程度でしたが、午後が予想以上に難しく、問4以降は全滅で不合格に終わりました。
学習方法に迷いが生じたため、U-CANの講座を受講してみることにしました。
2001年1月から学習を再開して、何とか3月の中旬までにテキストを全て終わらせ、ラストの1ヶ月は、過去問題の3年分の中から自分の苦手だと思う問題を選んで解き、解けない問題は解説とテキストを繰り返し読むことで理解するよう努めました。
実は、試験当日は寝不足で合格する自信もまったくなく受験するのも迷ったくらいなのですが、せっかく通信講座まで受けたのだからと思い、 午後問題が簡単でありますようにと祈って非常に重い足取りで家を出ました。


試験会場に到着すると私の席は一番前の席でした。前回受験した時よりも年齢層が高くなっていて30代から50代くらいまでの男性が多かったような気がします。
午前試験が開始されました。
基礎力がついたのでしょうか。前回より簡単に感じて時間も1時間近く余りました。
8割はいけたかもしれない。午後さえ何とか6割以上取れれば・・・もしかしたら・・・。
甘いものを食べると脳の疲れがとれると誰かから聞いていたのでチョコレートを昼休みに大量に食べました。
試験中にトイレに行きたくなると嫌なのでご飯は食べない、水も口にしないようにして、念には念を入れました。
手をあげて試験中にトイレに行くこともできるのですが、午後試験はとにかく時間が足りません。
大のほうで15分も踏ん張ろうものなら、「合格」の2文字も水に流されてしまうことでしょう。
ですので午後試験でトイレに行くのは何としても回避しなければならないのです。
午後試験が開始されました。
前回に比べ、はるかに易しい印象です。これは、解けないかもという問題まで解けてしまいました。今回は、いける、いけるぞ。
今回を逃したらもう一生合格は無理かもしれない。あと少しだから頑張るんだ。そう自分に言い聞かせて問5の表計算の問題を解き始めました。
殆どすらすら解けたのですが、1問だけ解けそうで解けない問題があり、このたった1問に時間をかけすぎてしまったようです。
表計算の問題を解き終えて腕時計に目をやると・・・し、しまったー。
何と、残り30分しかない。
まだ、問6と問7が残っているというのに・・・。30分じゃどっちか1問しかできない。
いったいこのピンチをどう切り抜けたらいいものか。
やはり、今回もだめだったか・・・せっかくあれだけ勉強したのに・・・。
なかば、あきらめかけたのですが、とにかくどちらか1問を解いて、あとは適当に答えを埋めるしかないな。
そう考えて問6と問7の問題を見比べました。
問6は、データベースのSQLの穴埋め問題。SQLはかなり勉強したけど、これは時間がかかりそうな気がする。
問7に目をやると、ホームページのアクセスログ解析の問題。
アクセスログ解析は、実際に行っているし、なんとなく問題が簡単そうに思えたので問7を選びました。
結果的には、このとき問7を選んだ判断が良かったようです。
問7を大急ぎで終わらせて残り10分、問6は、とにかく全部適当に答えを埋めて試験は終了しました。
5時間の試験なのでこの試験はとにかく疲れます。私だけかもしれませんが、試験が終わると眩暈がするほどです。
この春期試験の結果は、午前8割、午後7割で、なんとか2度目の受験で無事に合格することができてほっとしました。


本番では時間の配分も重要です。午前は1問当たり2分以内。午後は1問当たり20分以内が大体の目安です。
時間が足りないと思ったときは、あせらずに残りの問題を見比べて難易度の低いほうから解くようにするといいと思います。
学習時間に余裕があれば、HTMLでホームページを作ってみるのも勉強になります。
U-CANのテキストは図解がイメージが湧きやすく、添削も弱点を分析してくれるので助かりました。
テキストの内容は初心者でも基礎がしっかりと理解できるようによく作られています。
ただ、U-CANの添削問題や模擬試験は、本試験よりはやさしい印象を受けましたので模擬試験の点数が良くても油断は禁物です。
初めて受験される方は、テキストが終わったら、過去問題を何度も繰り返す勉強法が効率が良く、最善です。
初級シスアド試験の印象は、午前がコンピュータ全般に関する雑学問題。午後が表計算、データベース、ネットワークなどの具体的な長文問題で、国語力が必要と感じました。

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